2011年6月12日日曜日

地域社会研究会(2011年度第1回)のお知らせ

当初、本年度の地域社会研究会セミナーは7月からの開始を予定しておりましたが、少し前倒しして、6月29日に本年度第1回目の研究会を開催することにいたしました。ご報告頂くのは佐藤彰彦さんです。佐藤さんは今次の震災前から福島県飯舘村をフィールドとする研究に携わってこられ、また震災後も激動する村を現地から観察しておられます。当日は、主に飯舘村の現地レポートを中心としてお話し頂きます。

参加ご希望の方は以下にお申し込みください。
regionalpolicysg(at)gmail.com ((at)を@に変えて下さい)

【第1回地域社会研究会】
日時 2011年6月29日(水)17:00-19:00
場所 一橋大学東キャンパスマーキュリータワー406
報告者 佐藤彰彦(さとうあきひこ)氏
タイトル 計画的避難をめぐる行政・企業・住民の葛藤(仮)

【報告者略歴】
一橋大学社会学研究科博士課程
民間シンクタンクに勤務後、一橋大学国際・公共政策大学院を経て現在にいたる。シンクタンク時代に福島県飯舘村の第4次~第5次総合振興計画の策定に関わる。研究関心は、基礎自治体の政策展開過程をめぐる行政・住民相互の意識・行動変化のダイナミズム。昨年2010年はフィールド調査のため福島県飯舘村に半年ほど滞在。東日本大震災後4月中旬より、現地の住民活動(負げねど飯舘)に関わりながら、6月22日の役場機能移転までの期間を目処にフィールドに滞在。

【報告者より】
20代の若者のつぶやきがきっかけで国内外に大きな動きが起こりました。「負げねど飯舘」という住民活動もそうした動きのひとつです。発展途上で更新が間に合っていませんが、一度ホームページをご覧ください。

●負げねど飯舘!!ホームページ
リンクページにある飯舘村後方支援チームのHP、役場HPをご参照いただけると
震災後の村を取り巻く状況がお分かりになると思います。
http://space.geocities.jp/iitate0311/index.html

●いいたてふぁーむブログ
私(佐藤)がお世話になっている、いいたてふぁーむ管理人の伊藤さんの
ブログです。今回の事故下における住民からみた政府・行政
がどのように見られているか、ひとつの参考になるかもしれません。
http://www.mocweb.co.jp/iitate/blog.html

●資料
佐藤彰彦「地域担当制度の運用と住民自治の拡大 〜福島県飯舘村を事例に」日本地域政策研究 (8), 221-228, 2010
http://ikai.soc.hit-u.ac.jp/11/sato10a.pdf

佐藤彰彦「政策展開過程における行政・住民間の相互行為・作用に関する考察」日本地域政策学会・学会報告2010
http://ikai.soc.hit-u.ac.jp/11/sato10b.pdf

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今後の予定
■第2回地域社会研究会
7月6日(水) 高口光子氏(老健「鶴舞之城」管理者、理学療法士)
「施設ケアの経験から」(仮)

■第3回地域社会研究会
7月20日(水) 秋山正子氏(白十字訪問看護ステーション代表、訪問看護師)
「訪問看護ステーションを拠点とした地域ケアの構築」(仮)

■第4回地域社会研究会
開催日未定 挽文子氏(一橋大学大学院商学研究科教授)
「三陸被災地における公立病院経営について」(仮)

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